「振袖をレンタルしたいけれど、今年のトレンドがわからない」
「流行に惑わされない振袖を着たい」
毎年変わるトレンドは、洋服だけでなく振袖も同様です。そのため、どんなデザインを選んだらいいか悩んでいる方は少なくないでしょう。
そこで今回は、2024年~2026年の成人式に向けた最新トレンドの振袖を紹介します。王道のものから変わらぬ人気を誇るものまで、いろんな振袖が存在しますので、ぜひ参考にしながら自分に合った振袖を選んでみてください。
人気No.1は王道の古典振袖
振袖の王道といえば、赤や紺に鮮やかな花を散りばめたデザインです。全体的に高級感があるので、小物をプラスしなくても存在感があります。
また、縁起がいいモチーフを取入れているのもポイントでしょう。
王道カラーは赤・紺
定番の人気振袖には、王道カラーというものが存在します。それが赤と紺です。なかでも赤は、振袖をイメージしたときに真っ先に思い浮かぶカラーではないでしょうか。
パキッとした赤に、牡丹や椿などの古典モチーフが描かれており、いかにも縁起がいいのがわかります。流行のデザインを選ぶのもよいですが、せっかくなら王道で自分らしさを演出してみてください。
高級感がある
古典柄のよいところは、なんといっても縁起のよさです。牡丹や椿にはそれぞれ込められた願い・イメージがあり、着るだけでワクワクした気持ちにさせてくれます。またシンプルな小物やヘアスタイルでも、華やかに魅せてくれるのもうれしいでしょう。
ちなみに、牡丹には幸福・高貴という意味があります。椿は永遠の美を表し、鶴は長寿、桜は未来を華やかに輝かせてくれる願いが込められています。
自分に合った柄を選んでもよいですし「こんな女性になりたい」をイメージして選ぶのもよいでしょう。
ママの振袖も人気?
最近は、ママの振袖を選ぶ方も増えています。あえて母親が着ていた振袖を着ることで、レトロなおしゃれを楽しむことができるでしょう。また親子三大で思い出を共有できるのもメリットです。
トレンドを取入れた振袖を選びたい方にとっては「ママ振りって古くない?」と感じるかもしれませんが、昔の振袖は今より品質が高く高級なものが多いので、なかには100万円以上するものも存在するでしょう。
持っていれば、ぜひ着てほしい振袖です。
かわいさをプラスするならワントーンコーデ
いつどんなときも人気があるのはくすみカラー+ワントーンコーデです。淡く儚げな印象を与えるくすみカラーは、女性をかわいく見せ、トレンドもしっかり押さえることができるでしょう。
濃淡がはっきりした振袖が苦手な方は、くすみカラーにチャレンジしてみてください。
くすみカラー
くすみカラーと聞いても、いまいちピンとこない方もいるでしょう。ベージュやオフホワイトなどがそれに当たりますが、ほかにもさまざまな色のくすみカラーが存在します。振袖なので限れていますが、大人かわいいを演出したい方にはおすすめです。
くすみカラーは、ピンク系・グレー系・ベージュ系・ブルー系などに分類されます。ベージュ系は定番中の定番ですが、ほかの人と差をつけたいのであれば避けたほうがよいでしょう。
ただ、一人ひとりパーソナルカラーがあるので、すべての人にくすみカラーが合うわけではありません。「かわいいと思って選んだのにパッとしない…」という方は、もしかしたらパーソナルカラーが原因の可能性があります。
基本的に、くすみカラーが似合うのはイエローベース秋やブルーベース夏にあたります。この2つは低~中彩度を得意とするので、くすんだ色でも華やかな印象にしてくれます。一方でイエローベース春やブルーベース冬は顔がくすんで見えやすいので取入れる際は小物に使うなど工夫してみてください。
低身長におすすめ?
色によっては、身長を選ぶ場合があります。たとえば、ピンクやイエローのように明るい色は、身長が低い人のほうが似合うといわれています。淡くやさしい色がよりかわいらしい雰囲気にしてくれるでしょう。花柄を選ぶ場合は、小さめがポイントです。
身長が高い方でもくすみカラーは取入れられますが、大きめの柄やグレーなどの落ち着いた色がおすすめでしょう。やさしい雰囲気を出したいのであれば、ベージュ系・ブラウン系が効果的です。
基本的に、背が高いほどシックな色がよく似合います。一方で背が低いと着せられている感が出てしまうので、あまりおすすめしません。
振袖を選ぶうえで、身長や体型は非常に重要になります。
ワンポイントの衿レース
くすみカラーと相性がよいのがレースです。とくに、ベージュ系はレースをかわいく魅せる最高のカラーといってもよいでしょう。またワンポイントにもなりますから、少し個性を出したい方にもおすすめです。
レースの取入れ方は、衿・帯・手袋などが挙げられます。衿からチラッと見えるのもよいですが、重ね襟をプラスしてボリュームを出してもかわいくなります。
もちろん、髪飾りにレースをプラスしてもOKです。最近は洋風のものも増えてきていますから「振袖に加えるのはちょっと…」という方でも取入れやすいでしょう。
少なめの柄で上品に
2023年、もっとも人気が高かったのが大きめのモチーフを数か所にあしらった振袖です。ママの振袖にも似ているデザインは、時代を超えて今も人気があります。
また大きいモチーフが振袖の存在感をぐんとアップしてくれるので、華やかな印象にもしてくれるでしょう。迷ったら、ぜひ選んでみてください。
ノスタルジックな雰囲気
少なめの柄のなかでも、とくに注目されたのがノスタルジックな雰囲気をもっている振袖です。ポイントは、色味がはっきりとした濃いめのもので、緑や紺などが定番カラーになります。深みがあるのでお嬢さまのような上品さをプラスしてくれるでしょう。
なぜ柄が少ない振袖が人気なのかというと、しっかりトレンドを押さえつつ個性を活かせるからです。
またワンポイント+濃い色味で、やせ効果も得ることができます。帯や襟にパキットした色をプラスすると、華やかな印象にもなるでしょう。使わなくなった振袖は、訪問着にリメイクし、おしゃれとして楽しめるようになります。
色は濃く柄は少なく
少なめの柄を選ぶ場合、いくつかのポイントを押さえる必要があります。
まず、質感や素材です。シンプルだからこそ、きちんとしたものを選ばなければいけません。振袖には正絹・木綿・ウールなどさまざまな素材がありますが、おすすめは正絹です。格が高いのはもちろんのこと、長く着続けられるので子どもや孫に受け継ぐこともできます。
次に、顔が映えやすい色を選ぶことです。パーソナルカラーで選ぶと、より好印象を与えるでしょう。先ほどのくすみカラー+ワントーンの記事も参考にしてみてください。色の印象を知ることも大切です。
そのほか、全体のバランスや小物類でアクセントを入れるのもよいでしょう。たとえば、柄は胸元にあると華やかになりますし、肩にあしらっていると凛とした印象を与えます。大胆に見せたい方は、正面に柄があるものもおすすめです。
まとめ
振袖の最新トレンドについて紹介しました。
振袖も洋服と同じようにその年によって人気のあるデザイン・カラーが異なりますので、選ぶ前に一度チェックしておくと安心です。もちろん、トレンドに流されない振袖を選ぶのもよいでしょう。
最近はママ振りといって、お母さまが成人式で着ていた振袖を選ぶ方も増えています。昔の振袖は高品質なものも多いですから、親子三大で思い出を共有してみてはいかがでしょうか。