一生に一度の成人式では、お気に入りの振袖を着てハレの日を楽しみたいものです。しかし、振袖準備の開始が遅いとレンタル枠が埋まってしまい、着たい振袖を選べないという事態にもなりかねません。今回は振袖レンタルについて、時期ごとの準備内容や具体的なスケジュールなどを詳しく解説します。
前々年10月から前年6月までの準備
成人式で振袖をレンタルする場合、いつ頃からレンタルに向けて動き出すべきか、いつ何をすべきかと悩む人は少なくないでしょう。成人式で振袖のレンタルを検討している人は、成人式当日の1年以上前から準備を始めるのがおすすめです。
ここでは、成人式の前々年10月から前年6月までに取り組むべきことと、具体的なスケジュールについて詳しく解説します。
前々年10月から12月に行う準備
成人式の前々年10月から12月は、振袖レンタルに向けた前準備段階の時期です。翌年の成人式を対象とした広告やカタログなども数多く出る時期であるため、どのような振袖がラインナップされているか、理想のイメージはどのようなデザイン・着こなしであるかをチェックしておくとよいでしょう。
前年1月から3月に行う準備
翌年の成人式に向けた新作振袖は、その年の成人式前後で発表されるケースが多いです。新作を見てから振袖を決めたい人、トレンドを知っておきたい人は、新作発表を待ってから振袖を選ぶのがよいでしょう。
また、新作振袖の中でもとくに人気が高い商品は、発表後すぐに予約が埋まってしまう可能性もあります。絶対にこの振り袖を着たいという1着を見つけたら、早めに予約を済ませてしまいましょう。
成人式の1年前は予約タイミングとしては比較的早いものの、レンタルの予約を済ませておくことで当日の着付け・ヘアメイクの予約も取ることが可能です。
前年4月から6月に行う準備
振袖を早くに決めていた人たちは、前年春頃から前撮り撮影を行います。新作振袖やトレンド感ある人気デザインの振袖などは前年春頃に予約が終了することが多いため、着たい振袖のイメージが固まっている人は前年4〜6月を最後のチャンスと考えて予約を済ませましょう。
前年6月から成人式当日までの準備
成人式の前年6月以降は、スタジオでの前撮りや事前の細かな準備に取りかかる時期です。ここでは、成人式当日の前年6月以降に取り組むべきことと、具体的なスケジュールについて詳しく解説します。
前年7月から9月に行う準備
成人式の前年7月から9月は、スタジオでの前撮り撮影が行われる時期です。夏休み・シルバーウィークなどのまとまった休みを利用して前撮りを済ませる人が多く、とくに休み期間中は前撮りの予約が集中しやすいため注意しましょう。
帰省などの関係で撮影希望日が限られている場合には、早めに前撮り予約を淹れておくのがおすすめです。
前年10月から11月に行う準備
成人式前年の秋ごろまでには前撮りを済ませておきましょう。11月は七五三撮影の子どもたちでスタジオが賑わうため、前撮り希望日に予約が取りづらくなります。
また、レンタルプランの中に成人式当日のみでなく事前のレンタルが含まれている場合には、気候のよい秋に振袖を着て出かけてみるのもおすすめです。式当日に着崩れなどの失敗がないよう、事前に着用感や和装マナーを確認しておきましょう。
前年12月から成人式直前までの準備
成人式直前は当日の流れの確認や小物の準備を済ませておきましょう。肌着などの着付け小物やヘアアクセサリーは自身で用意が必要なケースも多いため、当日になって足りないということがないよう事前に必要なものを確認しておいてください。
また、ネイルやまつげエクステなどを予定している人は、ベストコンディションで当日を迎えられるよう施術を済ませておきましょう。
振袖選びで考えるべきポイント
成人式のための振袖選びでは、大きく分けて4つのポイントについて考えることが必要です。ここでは、振袖選びで考えるべきポイントについて詳しく解説します。
レンタルまたは購入のどちらにするか
振袖を用意する方法にはレンタルまたは購入という選択肢があります。また、最近では母親が来ていた振袖を着る、いわゆるママ振袖を選択する人も少なくありません。
予算をいくらに設定するか
振袖をレンタルする場合は5〜20万円ほど、購入する場合は30〜100万円ほど必要です。レンタル・購入のどちらにするかを決めたら、大まかな予算についても考えておきましょう。
どのお店で振袖を用意するか
最近では振袖店も実店舗やネットショップなどさまざまな選択肢があります。しかし、実際に振袖を見たり着比べたりして決めたい人、店員さんのアドバイスを受けながらトータルコーディネートを組みたい人は実店舗への来店がおすすめです。自宅で手軽に振袖を選びたい人は、ネットショップを利用するのもよいでしょう。
どの振袖を着るか
ひとくちに振袖といっても色・柄のバリエーションは非常に豊富であり、また、着こなしや小物の合わせ方によっても大きく印象が異なります。事前にカタログなどを確認して、理想のイメージを固めておきましょう。
まとめ
今回は、振袖選びにおいて考えるべきポイントなどを詳しく解説しました。振袖は成人式の1年以上前から準備し始める人が多く、タイミングが遅いと新作振袖や人気振袖を選べなくなる可能性もあります。成人式のちょうど1年前頃に新作発表・予約受付が始まるため、カタログなどをチェックしてアンテナを張っておきましょう。
また、振袖選びの際はそもそもレンタル・購入のどちらを選ぶかや大まかな予算など、考えるべきことが数多くあります。準備がギリギリになってしまわないよう、早めに振袖選びに取りかかりましょう。