成人式の服装に決まりはありませんが、女性が振袖を着るのが一般的となっています。ただ、ひとえに振袖といってもさまざまな色やデザインのものがあり、どれにすべきか迷っている方も多いでしょう。そこで今回は、振袖選びのポイントやパーソナルカラーを考慮した選び方などを解説します。
振袖選びにおける3つの重要なポイント
振袖を選ぶ際に重要な3つのポイントは次の通りです。
身長や体形に合わせた色柄を選ぶこと
振袖は、自分の身長や体形に合った色柄を選ぶことが重要です。たとえば、低身長の方は淡い色や小さな柄が適しています。一方、高身長の方ははっきりとした色や大柄の柄が似合います。体型によっても適した色柄が異なりるで、自分に合ったものを選ぶことがポイントです。
演出したいイメージに合うデザインを選ぶこと
自分が演出したいイメージに合うデザインを選ぶことも大切です。キュート系、エレガント系、大人エレガント系、クラシカル系など、さまざまなスタイルがあるので、自分の好みやイメージに合ったものを選びましょう。
パーソナルカラーを考慮すること
自分に似合うパーソナルカラーを知ることも振袖選びには欠かせません。パーソナルカラーに合った振袖は、肌色を美しく見せ、オシャレさを引き立ててくれます。自分に合ったカラーを選ぶことで、より一層魅力的な装いになるのです。
パーソナルカラーの種類とそれぞれに合う色とは
パーソナルカラーを理解することは、自分に似合う振袖を選ぶ際に役立ちます。パーソナルカラーにはイエベ(イエローベース)とブルベ(ブルーベース)の2つのタイプがあり、それぞれに合う色や特徴は以下のとおりです。
イエベ(イエローベース)の特徴
イエベは、元々の肌色に黄みがかかっており、髪色や瞳の色がブラウン系の人々です。暖色系が馴染みやすく、たとえばオレンジやブラウンが挙げられます。ライト肌の場合、コーラル系のピンクや黄色、緑色、クリーム色などのポップで明るい色が似合います。
一方、ナチュラル肌のイエベの方には、くすみカラーや秋色の暖色系がおすすめされます。オレンジや赤、ゴールドなどの深みのある色は大人っぽく落ち着いた印象を与え、洗練されたスタイリングが可能です。
ブルベ(ブルーベース)の特徴
ブルベは、肌の赤みが強く、髪や瞳の色が黒に近いことが多い人々です。寒色系のパステルカラーが似合います。たとえばピンクや空色、藤色などです。ライト肌のブルベの方は、ピンクや空色、藤色のような青みがかった振袖が似合います。
一方、ナチュラル肌のブルベの方には、エメラルドグリーンや鮮やかなブルー、藍色などのビビッドカラーが映えるでしょう。これらの色は活動的でエネルギッシュな雰囲気を演出し、大人のクールなスタイルとも相性がよいです。
振袖の色が与えるイメージ
振袖の色は、その色ごとに異なるイメージや印象を与えます。色事の印象の違いを見ていきましょう。
赤系の振袖
力強さと同時に華やかな可愛らしさを演出してくれるうえに、前向きでポジティブな感情を表現するのに適しています。赤系の振袖は非常に人気があるため、個性を出すために帯や帯締め、半襟などの小物を工夫するとよいでしょう。
黒系の振袖
大人っぽさを目指す方におすすめのカラーです。黒はシャープでスタイリッシュな雰囲気を与え、グレーを加えることでさらに洗練された印象になります。
白系の振袖
肌を美しく見せる効果があり、純粋で清潔なイメージを演出できます。ベースが白となるため、帯の組み合わせが楽しめることが特徴です。白と赤の組み合わせは華やかさを、白とピンクは可愛らしさをといったように、小物使いで異なるスタイルを楽しめます。
緑系の振袖
近年、とくに人気が高まっているカラーです。緑はどんな色とも相性がよく、落ち着いた印象だけでなく、可愛らしさやエレガンスも演出できる万能カラー。牡丹や桜、菊などの花柄がとくに美しく映える色でもあります。
青系の振袖
青は知的で品のある印象をもち、お嬢様スタイルを目指す方におすすめです。トーンによってさまざまな印象を与え、キュートなデザインでも大人っぽさを保つことができます。モダンな柄にも適しており、青緑色を含むパステルカラーが魅力的です。
紫系の振袖
ミステリアスで妖艶な印象を与える紫は、個性的なスタイリングを好む方に最適です。成人式で紫の振袖を選ぶ方は少ないため、他人と被りたくない方におすすめします。
黄色系の振袖
元気で明るいビタミンカラーとして知られています。レトロモダンなスタイルでよく使用され、淡い黄色は女性らしさを、鮮やかな黄色は可愛さを前面に出せるのです。
まとめ
人生の一大イベントにあたる成人式は、思い出に残る振袖を選ぶのがおすすめです。しかし、ひとえに振袖といっても多種多様な色、デザインのものがあるため、迷ったときはポイントを押さえつつ選びましょう。
まずは、自分のなりたいイメージを決め、そのうえで身長や体型、パーソナルカラーに合った振袖にすることで、美しさがを際立たせられます。また、パーソナルカラーはインターネットで簡単に調べられるため、活用してみるとよいでしょう。