振袖を準備するにあたり、レンタルを利用する人は全体の50%以上におよびます。レンタルにしても、ネットレンタルするか、実店舗でレンタルするかで振袖女子の悩みは尽きません。この記事ではネットレンタルと店舗レンタルの違いについて、説明します。それぞれのメリット・デメリットも解説していくので、ショップ選びの参考にしてください。
ネットレンタルと店舗レンタルの違いとは
振袖のレンタルにはネットレンタルと店舗レンタルの2つの選択肢があります。ネットレンタルはインターネット上のレンタルショップで希望する振袖を見つけ、予約するシステムです。宅配で振袖が自宅に届き、着用後に返却します。
店舗レンタルはレンタルショップに来店し、実際に試着、振袖を決定して予約完了です。着付けやヘアメイク、写真撮りなどのサービスを同時に予約できるので、新成人に人気のあるシステムです。
ネットレンタルのメリット・デメリット
成人式のため、振袖のネットレンタルを初めて利用する人は多くいます。ネットレンタルのメリット・デメリットを整理し、理解しておきましょう。
ネットレンタルのメリット、自宅で完結
ネットレンタルの一番のメリットは予約から、レンタル、返却まですべて自宅で完結できる、という便利さにあります。自宅の近くにレンタルショップがない人には、頼みの綱となるでしょう。
パソコンやスマートフォンで自分のサイズ、好みの色柄を入力して検索すると、希望に近い振袖が表示されるので、じっくりと時間をかけて選べる点もメリットの一つです。
ネットレンタルのメリット、お得な値段
ネットレンタルは店舗レンタルに比べて、利用料金がお得になっています。例外もありますが、振袖一式のネットレンタルは、店舗レンタルの半額から8割程度の金額です。金額設定して検索すれば「振袖にかける費用はここまで!」と決めた金額を上回る心配がありません。
ネットレンタルのデメリット、実際の振袖が見られない
ネットレンタルは、実際の振袖を手に取って自分の目で確認できません。パソコンやスマートフォンの画面では、実際の色目と違うことがよくあります。色目が違うと実際に着てみたときに、顔うつりがよくなかった、という残念な結果にもなりかねません。
ネットレンタルのデメリット、オプションサービスがない
ネットレンタルの多くは「振袖一式、往復3泊4日で○○円」といった料金設定で、着付けやヘアメイク、前撮りなどのオプションサービスがありません。ネットレンタルはこれらのサービスを自分で探し、予約します。
店舗レンタルのメリット・デメリット
振袖のレンタルショップは駅やイベント会場に近く、交通の便がよい場所にあります。しかし実店舗の存在はメリットにもデメリットにもなるので、注意しましょう。店舗レンタルのメリット・デメリットを整理します。
店舗レンタルのメリット、試着ができる
実際に試着ができる点が店舗レンタルの一番の強みです。和服は洋服のときとはまったく違う色が自分に似合ったり、今まで着たことのない色がしっくりきたりします。これまでの自分をアップグレードする振袖に出会うなら、試着できる店舗レンタルがおすすめです。
店舗レンタルのメリット、プロに相談できる
店舗には振袖のプロ、見立てに絶対の自信を持っているスタッフが待っています。振袖を着た経験の少ない人はプロの意見を参考にするのが、ベストコーデへの早道です。振袖に帯、帯締め、帯あげ、バッグや小物などトータルで着物のプロに見立ててもらいましょう。
店舗レンタルのデメリット、振袖の種類が少ない
店舗レンタルはネットレンタルに比べ、見本の振袖が少ない点がデメリットです。実店舗の在庫数にはおのずと限界があります。
店舗レンタルのデメリット、何度も来店が必要
試着、レンタル品の受け渡し、返却と実店舗に何度も足を運ばなければなりません。店舗が遠方にある場合は労力が強いられます。
振袖をネットレンタルするときの注意点
振袖をネットレンタルするときの注意点は、3点あげられます。まず、画面上の色目と実際の色目は違う場合があると、念頭におきましょう。ネットショップのコメント欄などを利用し、実際の色目を調べます。
2点目は気に入ったからといって、すぐに決定ボタンを押さないことです。ネットレンタルは店舗レンタルと違い、プロの助言をもらえません。すぐに決定せず、時間を置いて吟味します。できればお母さんや和装に詳しい人に、一緒に画像を見てもらいましょう。
3点目は品質のよいショップの選択です。ショップレビューや口コミを充分活用し、評価の高いショップを選びましょう。
まとめ
振袖をレンタルするにあたり、ネットレンタルか店舗レンタルかの選択肢があります。ネットレンタルと店舗レンタルには違いがあり、それぞれにメリット・デメリットがあると理解しましょう。
ネットレンタルはすべて自宅で完結し、手間がかからないのがメリットですが、試着ができない、実際の振袖を見られないというデメリットがあります。店舗レンタルはプロの目で、自分に似合う振袖を見立ててもらえるのが最大のメリットといえるでしょう。振袖の種類が少なく、何度も来店しなくてはならない点がデメリットです。